大阪のおすすめ就労移行支援事業所
※安定性重視のため特別なカリキュラムなどが用意されていない
総合評価 | |
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おすすめポイント | 10年以上の実績から裏打ちされた安定感のある、スタンダードな支援が強み |
大阪事業所 | 梅田・心斎橋・天王寺・枚方・堺東・高槻 |
※大手であるが故かネット上に悪い口コミが点在している
総合評価 | |
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おすすめポイント | ヘルスケアや自立訓練など長く働くための生活訓練に力を入れている |
大阪事業所 | 梅田・天王寺・新大阪・淡路 |
※身体障害者向けの設備などが整っていない為車椅子の方の利用が難しい
総合評価 | |
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おすすめポイント | 未経験からプロを目指せる専門性や交通費の全額支給・昼食提供などの取り組みが豊富 |
大阪事業所 | 梅田・JR大阪・堺筋本町・本町 |
この記事では、大阪府の堺市にある就労移行支援事業所のおすすめ事業所をご紹介していきたいと思います。
大阪には数多くの就労移行支援事業所がございます。
その中でも多く事業所が集まっているのは、梅田や難波と言った都心部になります。
しかし、堺市は大阪の都市部に近く、交通アクセスなどの良さや商業施設も充実しており、教育機関の多様性などが優れている街です。
そして堺市にも多くの就労移行支援事業所がございます。
なので事業所選びに迷ってしまうかと思います。
そこで事業所を選ぶ時のポイントをいくつかご紹介していきたいと思います。
多くある堺市の就労移行支援をご紹介していきますので、事業所のおすすめするポイントやアクセス方法なども合わせてご紹介していきたいと思いますので是非最後までご覧ください。
大阪全域で、おすすめの就労移行支援を知りたい方は、大阪の就労移行支援事業所おすすめランキングをご覧ください♪
堺市で就労移行支援を選ぶ時の5つポイント
それでは早速、就労移行支援を選ぶ時のポイントを5つご紹介していきたいと思います。
事業所選びに失敗すると以下のような事が起きてしまう可能性があります。
- 事業所を途中でやめてしまう
- なかなか就職できない
- 体調を壊してしまう
ご自身で時間を使ってせっかく選んだ事業所が自分と合わなかったり、なかなか就職が出来なかったりして
事業所の利用日数が減ってしまったり、通所するのが嫌になったりして最悪の場合、『途中で事業所を辞めてしまう』
という事にはなりたくありませんよね。
事業所選びはとても重要なことですので、選ぶ際は慎重になりましょう。
これから選ぶ時のポイントをご紹介していきますので、選ぶ時の参考にしてください。
事業所の就職実績を事前に確認しよう
就労移行支援は各事業所ごとに、就職実績がございます。
この就職実績は何かというと・・・
- 就職した人数
- 就職先の企業
- 就職後の半年間の定着率
などが、就職実績になります。
この実績が高ければ、就職に対するサポート内容・サービス内容共にしっかりとしている事業所と認識しても良いでしょう。
全国でも人気の事業所はこの就職実績の数値がどれも高いので、利用する方も多くいらっしゃいます。
各事業所のホームページなどに実績が記載されいますので、誰でも確認する事ができます。
たまにですが、記載してない事業所もありますので、その際は直接、事業所に問い合わせるようにしましょう。
事業所へのアクセス面を確認しよう
自宅から事業所までのアクセス面を確認するようにしましょう。
自宅から事業所までの距離が遠すぎてしまうと、通所するのがだんだん面倒くさくなってしまったり
長時間の交通機関の利用でストレスを感じてしまい、体調を崩してしまう、などと言った可能性があります。
そうならない為にもできるだけ片道1時間以内で通える距離の事業所を選ぶようにしましょう。
そして、もう1つ大事な事は駅から事業所までの距離です。
事業所の最寄駅から、事業所までの距離が歩いて20分など掛かってしまう事業所は、
雨の日や炎天下の中、歩いていかなければなりません。
就労移行支援事業所では、就職する為、毎日働けるよう体力づくりも行います。
なので、多い人で週に5日間通う事になりますので、ご自身が通所する事をしっかりと想定した上で事業所を選ぶようにしましょう。
口コミや評判で悪い口コミはないか探そう
就労移行支援だけに限らず、サービス業などは口コミや評判がホームページなどに書き込まれています。
一番わかりやすいのが飲食店ですね。
お店の『食事の味』『お店の雰囲気』『店員さんの接客』など、詳しく内容を書き込んでいる人もいれば、
口コミのコメントは無く評価のみしている人もいます。
なので、口コミや評判と言うのは実際にお、店に行った方の個人感想になります。
口コミや評判が良いお店=人気のお店の場合が多いですね。
就労移行支援事業所を同じで、事業所の『サービス内容』『事業所内の雰囲気』『支援員の接し方』など
実際に利用した方が満足したか不満だったかコメントや評価をして、ネットに書き込んでいるのです。
口コミ・評判はとても参考になる情報ではありますが、あくまで個人の感想になりますので、
良い口コミ・悪い口コミが絶対に“書き込まれた内容通り”ではありませんので注意しましょう。
学習内容や範囲を確認しよう!
就労移行支援は就職をするための、スキルを身に着ける為の訓練を行う場所です。
なので、就職する為に資格を取得したり、学習をすることになります。
学習面だけでなく、体調面を安定させるために徐々に通所日数を増やしていったり通所時間を増やしたり“慣れてもらう”事にも力を入れています。
就労移行支援事業所ごとに、それぞれ学習内容は異なってきますが、多くの事業所は基本的に以下のような学習を行います。
- PCの基本操作
- JST(コミュニケーション能力向上)
- グループワーク
- ビジネスマナー
- 面接練習・履歴書作成
など、やはり就職に必要なスキルは最低限学べる環境があります。
他にも専門的なスキルとしてITやデザインに特化した事業所であったり、清掃・接客・調理など飲食店や接客業を目指している方に向けた訓練内容を提供している事業所もございます。
そんな中で、自分が将来、事務関係の職業に就きたいと考えているのに、ITに特化した事業所や接客のスキルを身につけれる事業所を選んでしまうと
自分が学びたかったことが思うように学べなかったり、なかなか就職できなかったりする可能性があります。
そのようなことにならない為に、事前にどんな事を学べるのか確認しておくようにしましょう。
実際に見学へ行こう
就労移行支援事業所を決める前に必ず実際に事業所へ行き、見学するようにしましょう。
ホームページなどネットで得れる情報以外にも、実際に見学に行くことで得れる情報がたくさんあります。
- 事業所の広さ・バリアフリーなど
- 事業所の雰囲気
- 支援員と利用者の接し方
見学に行けばこのように、自分の目で見て、自分が事業所で訓練を行う事を想像をしながら雰囲気を感じることが出来るのです。
そして、もし気になる事やわからない事があった場合は見学の際に支援員の方と面談する場を設けられますので、その場で聞くことが出来るのです。
なので予め、聞きたい事をまとめておくようにしましょう。
堺市でおすすめの就労移行支援事業所紹介
それではここからは、堺市に就労移行支援事業所の中で、筆者がおすすめする事業所をご紹介していきたいと思います。
事業所のおすすめするポイントや、アクセス方法・事業所の実績なども合わせてご紹介していきたいと思いますので是非ご覧ください。
LITALICOワークス【南海堺・堺東】
業界トップクラスの業績があり、全国に拠点を置く専門性の高いプログラムと、質の高いスタッフが在籍する人気の就労移行支援事業所
LITALICOワークスは15年以上の支援実績があり全国に130拠点もの事業所を構えているとても人気の就労移行事業所です。
就職に役立てれるプログラムが200以上もありとても豊富で、支援員に関しても全国からの応募者の中から厳選して採用しており、研修制度など育成もしっかりしている為
質の高い支援員が在籍しております。
なので、就職に対する支援がしっかりとしている為、就職実績の数値が高い就労移行支援事業所なのです。
住所 | 【LITALICOワークス堺東】 〒590-0077 大阪府堺市堺区中瓦町1-4-24 堺東EH第三ビル8F 【LITALICOワークス南海堺】 大阪府堺市堺区戎島町4-45-1 ポルタス・センタービル2F |
アクセス | 【LITALICOワークス堺東】 南海高野線「堺東駅」より徒歩5分 【LITALICOワークス南海堺】 南海本線「堺駅」直結 西出口より徒歩1分 |
営業日・時間 | 【営業日】 月曜日~土曜日 日曜日(月1回)祝日 8:30~17:30【プログラム提供時間】 LITALICOワークス 堺東 月曜・火曜・木曜 9:45~15:00 水曜・金曜・土曜・日曜・祝 9:45~12:00 LITALICOワークス南海堺 月火木 9:00~15:00 水金土祝 9:00~12:00 |
就職実績 |
累計15.000名以上
89.2%
日本郵便株式会社・ANA大阪空港株式会社・フジパン株式会社・大東建託株式会社など |
就労移行支援CONNECT 堺東事業所
精神・発達障がい者の支援に特化した事業所となっており、障害の特性を理解した上で、一人一人に合わせたサポートで
強みを見つけていける就労移行支援事業所です。
就労移行支援CONNECTは精神・発達障がいに特化してるので、精神・発達障がいのある方が利用すれば、障害の特性を理解している事業所となるので工夫された支援を受けることがでしょう。
事業所の支援員も様々な資格を取得していて、社会福祉士・精神保健福祉士・キャリアコンサルタント・公認心理師など、質の高いサービスを提供する為、工夫されており
相談事をいつでもできる環境がある事業所となっております。
住所 | 〒590-0079 堺市堺区新町4-4-7材庄ビル3階AB号室 |
アクセス | 南海電鉄『堺東』駅 徒歩6分 |
営業日・時間 | 月曜~金曜日9:00~16:30 土日祝休み |
就職実績 |
記載なし
87%
パーソルチャレンジ株式会社・住友生命保険相互会社・ヤマト運輸株式会社東淀川支店・株式会社サポート21など |
ソース三国ヶ丘・堺東
堺・河内長野・和泉から利用される方など大阪府下で人気の就労移行支援事業所です。
一人一人に合わせた、就職に必要なスキルを身に着けるための最適なプログラムをご提案してくれる事業所です。
ソースは堺市に2つの事業所を構える大阪府下で人気の就労移行支援事業所です。
一人一人に寄り添ったサポートをしており、資格取得支援で無料で資格試験の受験料を無料にしたりと支援に力を入れています。
そしてイベントとしてウォーキング・ストレッチや週末にはカラオケや映画などリフレッシュできる環境も提供している事業所です。
住所 | 【ソース三国ヶ丘】 〒590-0026 大阪府堺市堺区向陵中町4丁5-27 中谷ビル202【ソース堺東】 〒590-0079 大阪府堺市堺区新町3番7号 STCビル6階 |
アクセス | 【ソース三国ヶ丘】 三国ヶ丘駅より徒歩1分【ソース堺東】 堺東駅より徒歩5分 |
営業日・時間 | 受付時間 月曜~土曜 9:00-18:00 【サービス提供時間】 月曜~土曜 10:00~15:00 |
就職実績 |
2023年度 26名
記載なし
記載なし |
就労移行支援事業所エンワーク
阪南病院の精神科が母体となる就労移行支援事業所で、エンワークの名前の由来は、英語のen-(~の状態にする)とwork(働く)を合わせた造語で働ける状態にするサポートを行っております。
エンワークは阪南病院英語の精神科が母体となっている為、病院との連携が取れているので、学習面のサポート以外にも体調面のサポートにも力を入れております。
精神科医療の現場経験があるスタッフも在籍しているため、安心して利用することが出来ます。
学習面に関してもPCの基本操作やJST(ジョブスキルトレーニング)・就職準備・実習など、
就職に必要なスキルをしっかりと身に着けることが出来る就労移行支援事業所です。
住所 | 〒599-8273 大阪府堺市中区深井清水町3544-3 アンシャンテ深井1F |
アクセス | 泉北高速鉄道 深井駅より徒歩7分 |
営業日・時間 | 月曜~金曜日 9:00~17:00 土曜・日曜・祝日 休み |
就職実績 |
2022年度 9名
記載なし
記載なし |
クロスジョブ【堺・鳳】
就職にとても近い形で訓練することが出来る職場実習を行うことが出来ます。
様々な業種に就職者を輩出している人気の就労移行支援事業所です
クロスジョブは堺市に2つの事業所を構えており、それ以外にも大阪で主要都市も梅田や福岡や札幌など都市に事業所を構える就労移行支援事業所です。
クロスジョブ堺はハローワークからの距離が近いということもあり、求人を探したり、窓口で相談出来たり、すぐに出来る環境がございます。
施設外就労や、職場実習などに力を入れており、就職に1番近い形で訓練することが出来る訓練を提供しております。
住所 | 【クロスジョブ 鳳】 〒593-8324 大阪府堺市西区鳳東町1丁7番30号 平兵衛ビル3階 3-1号室 【クロスジョブ 堺】 〒590-0952 大阪府堺市堺区市之町東6丁 2番16号 堺東EH第二ビル2階 |
アクセス | 【クロスジョブ 鳳】 JR阪和線 鳳駅東口 徒歩3分 【クロスジョブ 堺】 南海 堺東駅 徒歩8分 阪堺 大小路駅 徒歩5分 |
営業日・時間 | クロスジョブ【堺・鳳】 月曜~金曜日 9:00~16:00 定休日 土曜・日曜・祝日 |
就職実績 |
記載なし
記載なし
記載なし |
就労移行支援とは?
就労移行支援は一体どんなサービスで、どんなことをするところなのでしょうか?
これまで就労移行支援事業所の選び方・事業所の紹介をしてきましたが、就労移行支援に関して詳しく知られていないのが事実です。
これから就労移行支援に関して、サービス内容や対象者などをいくつかご紹介していきたいと思います。
就労移行支援のサービスとは?
就労移行支援は障害や精神疾患などがある方が、就職や社会復帰を目指す為に職業訓練や就職に必要なトレーニングを行なう民間の運営する施設となります。
正確には障害者総合支援法に基づき提供される「障害福祉サービス」となります。
病気が原因で仕事を辞めてしまった方や社会復帰を目指す方などが、一人で就職を目指すことが不安な方、
困難な方などが医師の診断を受け市区町村より受給者証を発行されれば開始できるサービスとなっております。
就労移行支援事業所を利用する事で知識や能力を身に着けるその人に合った職場探しのサポート、就職後の職場定着までを行う支援サービスを受けられる場所となります。
就労移行支援事業所の対象者は?
就労移行支援には対象者が定められております。
就労移行支援を利用する前に必ず自身がサービスを利用できる対象者かどうかを確認するようにしましょう。
就労移行支援の対象者は以下の通りになります。
- 原則として18歳以上満65歳未満(※)の方
※例外として「65歳に達する前の5年間に障害福祉サービスの支給決定を受けていた方で、65歳に達する前日において就労移行支援の支給決定を受けていた方は、
当該サービスについて引き続き利用することが可能」と定められています。
- 身体障害、知的障害、精神障害(統合失調症やうつ病、双極性障害、適応障 害、てんかんなど)、発達障害や、難病の方のある方
- 一般企業への就職を目指しており、就労が可能と見込まれている方や「就労継続支援事業所(A型・B型)」のように、通常の事業所に雇用されることが困難な方に向けた、福祉支援のある事業所は対象となりません。
- 現在、就労していない方(※)
※申請を受け付ける自治体の判断により、休職中やアルバイトをされている方などの利用が例外的に認められる場合もあります。
休職者については、所定の要件を満たす場合に利用が可能となります。
この対象者の項目に当てはまる方が就労移行支援のサービスを利用できると言う訳です。
就労移行支援を利用する際に障害者手帳は必要かどうか?の質問がよく寄せられますが、
障害者手帳が無くても就労移行支援のサービスを利用する事ができます。
就労移行支援のサービスを利用するために必要なのは【医師の診断書】【自治体からの受給者証】になります。
もしもご自分が就労移行支援の対象者かどうか、わからない場合は自治体や就労移行支援事業所に直接聞けば教えてますので気軽に聞くようにしましょう。
受給者証発行の流れ
上記で就労移行支援のサービスを利用するには医師の診断書と受給者証が必要という事を説明しました。
医師の診断書が必要という事は、病院に行かなくてはもらう事が出来ませんので、通院をしていれば主治医に相談して手に入る事が出来ます。
受給者証は自治体へ行き、受給者証発行の申請をしなければなりません。
なので、簡単ではありますが受給者証発行のながれをご紹介していきたいと思います。
まずは、自宅近くの役所へ行き、障がい福祉課の担当窓口へ行きましょう。
そこで、現在の自分の状況を説明して就労移行支援の利用を検討しており、受給者証が必要の旨を伝えましょう。
※この時点ですでに、利用をしようとしている事業所を決めている必要があります。
なぜなら、受給者証が就労移行支援事業所の一事業所に対して発行されるもであるためです。
そうすれば、担当者より聞き取りや申請についての説明などを受けます。
窓口へ行き、案内されるのと書類記入用紙をもらいます。
もしも、書類の案内が無ければ窓口の方へ伝えてください。
記入場所に記入例が書いてありますが、初めての方でわからない箇所があった場合は近くに居るスタッフの方に聞くようにしましょう。
記入した書類を窓口へ提出後、担当職員によるヒヤリングが始まります。
現在の生活状況や家族構成など細かい内容のヒヤリングがございます。
その後、認定調査に入ります。
認定調査は自治体にもよりますが、役所の職員が自宅へきて様子を見に伺いに来ます。
面接での調査で終了する市区町村もございます。
窓口を訪れてから認定調査に入るまでの期間は1週間~1カ月になります。
役所の職員との自宅調査・面接調査の認定調査が終了するとサービス等利用計画の作成と提出が行われます。
サービス等利用計画とは、「指定特定相談支援事業者」の専門の支援員が申請者と一緒に、
申請した方の私生活の状態や精神面の状態、今後どのようにしたいかなどの目標のヒヤリングを行って作成していきます。
ヒヤリングした事を元に作成した利用計画案の内容に、確認して何も問題が無ければ署名・捺印します。
個別支援計画が受理され無事に受給者証が発行され支給が決定しましたら、サービスの内容が申請者に通知されて、後日受給者証が交付されます。
交付され次第、いよいよ就労移行支援のサービスを本格的に利用する事が出来るのです。
自治体によって少し異なりますが、就労移行支援受給者証の申請から本支給までは1~2ヵ月ほどの期間を要します。
この期間の間にしっかりと体調を整えて訓練できる準備をしておきましょう。
就労移行支援の利用料金は?
就労移行支援を無料で利用できると思っている方も多くいらっしゃいます。
確かに、就労移行支援のサービスを無料で利用している方はいらっしゃいますが、有料の方もいらっしゃいます。
利用料金が発生する方と発生しない方の違いは何なのでしょうか?
以下の表をご覧ください。
区分 | 世帯の収入状況 | 月額負担上限 |
---|---|---|
生活保護 | 生活保護受給世帯 | 0円 |
低所得 | 市町村民税非課税世帯(注1) | 0円 |
一般1 | 市町村民税課税世帯(所得割16万円(注2)未満) | 9,300円 |
一般2 | 上記以外 | 37,200円 |
※注1:3人世帯で障害者基礎年金1級受給の場合、収入が概ね300万円以下の世帯が対象。
※注2:収入が概ね600万円以下の世帯が対象。
このように前年度の収入や世帯の所得区分によっては、利用者自己負担が発生いたします。
但し、有料の方も上限金額が定められていますので、ひと月に何度利用しても利用料の多い方でも37.200円を超えることは無いという事になります。
就労移行支援の利用期間は?
結論から申しますと、就労移行支援の利用期間は原則2年間です。
この利用期間である2年間の間に、体調面・精神面を整えて、就職に必要な訓練を受けて就職を目指していきます。
よく、就労移行支援はずっと利用できると思っている方がいらっしゃるようですが、実はそうではありません。
この期間内で就職ができない人ももちろんいらっしゃいます。
就労移行支援を2年間利用しても就職できなかった方は以下のような選択肢になります。
- 自分で就職する
- 延長申請を行う
- 就労継続支援a型b型を利用する
基本的に多いのは上記の3つになりますのでそれぞれ簡単に解説していきます。
自分で就職する
就労移行支援を2年間利用すれば、ある程度のスキル・体力は身についていることが多いです。
なので、あとはハローワークなどで求人を探して、自力で就職する方が多いです。
延長申請を行う
就労移行支援には利用期間の2年間を利用したが、就職できなかった場合、延長期間が設けられる場合があります。
先に言っておくと、この延長期間は誰でも利用できるという訳ではありません。
もうすぐで就職できる可能性がある方や、就職活動を続けている方が延長期間を利用できる対象となります。
この延長期間は1年間と決められていますので、合計で3年間利用できるという訳です。
就労継続支援a型b型を利用する
就労移行支援を利用しても就職ができなかった場合は名前が似ている就労継続支援a型・b型を利用する人もいます。
就労継続支援は軽作業や清掃など働いて賃金・工賃をもらいながら一般就労を目指すサービスとなります。
雇用契約を結んだり賃金が発生するなど、就労移行支援とは異なってきますが、一般就労を目指すことには変わりありませんので、
このような選択肢を選ぶ方もいらっしゃるのです。
就労移行支援に向いている人と向いて人がいる
就労移行支援を利用するにあたり、向いている人もいれば、向いていない人もいます。
これから、向いている人、向いていない人それぞれの特徴をいくつかご紹介していきますので、
ご自身が向いているのか?向いていないのか?判断してみてください。
就労移行支援に向いている人の特徴
それでは早速、就労移行支援に向いている人の特徴からご紹介していきたいと思います。
一人で就職するのが自信にない人
就労移行支援を利用する多くの方は自分の力だけで就職するのが難しかったり、自信がないから誰かのサポートを必要としている人です。
前職を辞めてから時間が経っていて、社会復帰できるか不安がある人や病気が原因で就職するのが不安な方、
急に就職をするのではなく、しっかりと就職に必要なスキルを身に着けたり、ビジネスマナーなどを身に着けたりをしてから
徐々にステップアップしていき、不安である社会復帰は、就職活動をしていくの就労移行支援です。
このような誰かのサポートを必要としている方は就労移行支援に向いていると言えます。
障害が原因で就職するのが不安な人
就労移行支援を利用している方は様々な障害のある方が利用しています。
- 精神障害
- 知的障害
- 発達障害
- 身体障害・難病
就労移行支援では障害者雇用をしている企業との提携や繋がりが多くございますので、障害がある方でも安心して利用する事ができます。
そして就職先も大企業から提携企業まであるので、一人で就職する不安もなく、障害の理解もありながら週就職を目指すことできます。
何度も転職を繰り返している人
就職はできるけれど、そのあと働き続けることができず辞めてしまい、再度就職活動を経て就職するという転職を繰り返す人は就労移行支援に向いていると言えます。
仕事を辞めてしまう原因は病気・体調不良であったり理由は様々ですが、就労移行支援では、自己分析をしてどんな時に体調を崩してしまうのか?など
自分と向き合えるきっかけがあるので、頑張りすぎてしまって体調を崩してしまう人や、対人関係でストレスを抱えて体調を崩してしまう人なども
少しずつ、自分のペースで訓練を積み重ねて改善できるのも就労移行支援の特徴なのです。
就労移行支援に向いていない人の特徴
次に就労移行支援に向いていない人の特徴をご紹介していきたいと思います。
利用中の生活費のがない人
先ほど、就労移行支援の利用料金についてご紹介しましたが、利用料が発生しない人も、かかってくる費用がございます。
- 通所するための交通費
- 昼食費
- テキスト・教材費
など、これらは必要となる費用です。
利用期間中は基本的に収入がありません。
ですので利用中の生活費は貯金があれば貯金を切り崩したり、家族や親からの援助を受けるまたは、給付金などを受給して
上記の3つや生活費を確保しなければなりません。
この利用料・費用・生活費を準備することが出来なければ就労移行支援には向いていないでしょう。
事業所によっては、交通費・昼食費・テキスト教材費などの費用を一部負担してくれる事業所もありますので、
金銭面で困っている方は、一部負担のある事業所を選ぶのも1つのポイントです。
利用期間内で就職が難しい人
先ほど、就労移行支援の利用期間は原則2年間とご紹介しました。
この2年間という期間で就職することが難しい方というと、病気が原因で体調が安定しない方の事を言います。
通所する当初は体調がよかったけれど、通い始めてから体調が悪くなり、休みが続いて通所することが難しくなった方。
そういった病気が原因で利用期間の間に就職するのが難し方は向いていないと言えるでしょう。
就職を本気で目指していない人
就労移行支援を利用している人の多くの方が本気で就職したいという気持ちで就労移行支援を利用しています。
しかし、ほんの一部でそうで無い人もいらっしゃるのは事実です。
例えば家族や友人に勧められたから何となく利用している人や、居場所が欲しくて通所しても学習もしないで事業所に来て特に何もしない方など
様々な理由はありますが、本気で就職を目指していない人はいらっしゃいます。
就労移行支援を利用する際にまず、就職をしたいかどうかを、ご自身でしっかり判断して利用するようにしましょう。
まとめ
これまで堺市にあるおすすめの就労移行支援事業所の紹介や就労移行支援を選ぶときのポイント、就労移行支援に関しての情報をご紹介してきました。
現在、就労移行支援の利用を考えていらっしゃる方、この記事を読んでいる方の中にはは少しでも就職をしたいという気持ちがあるかと思います。
就労移行支援を利用すれば必ず就職できるという訳ではありませんが、サポートを経て就職できる確率は高くなります。
その為には、まず事業所選びから慎重に行い、決められた2年間という利用期間内で就職できるようにしましょう。